教材紹介『キッズのためのしかけ図鑑絵本 食べもの』

小学1年生向け教材の紹介です。

実際に生徒の指導に使用した時の反応についてもシェアします。

 

 

『キッズのためのしかけ図鑑絵本 食べもの』(監修 吉川泰弘・主婦の友社)

評価 ★★★★☆(73/100)

2〜8歳向け

難易度★★☆☆☆(絵本としては2歳程度から、内容をしっかり把握するには小学校低学年)

長所『仕掛けが多く飽きさせない』『細かい知識は小学校高学年でも役立つ』

短所『特になし』

 

[amazon_link asins=’4072524867,4072524638,4072524921,4072524409,4072524700′ template=’ProductCarousel’ store=’eacademia-22′ marketplace=’JP’ link_id=’8bd86e48-0171-11e9-9617-8f489a0c6e3b’]

 

もともとは小学1年生を家庭教師として指導する際に、2時間の授業を飽きさせないために準備したもの。何よりも『食いつき』を重視して選びました。

 

 

上の写真のように、仕掛けがたくさんある絵本なので目をキラキラさせて食いついてくれました。『食』という子供にとっては鉄板のテーマなので、外すことがないと思います。開くと下のような感じ。

 

 

このページにはサイロがありますが、「これはなんだと思う?」と言いながら、子供に開かせる。「飼ってる動物の餌にする麦やトウモロコシを保存する場所なんだよ」などと教える。

「動物はわらの上で寝るんだよ」「汚れたわらは肥料にするんだよ」「肥料は田んぼや畑にまくんだよ」「そうすると植えた植物がよく育つんだよ」・・・

「この車は何て言うと思う?」「トラクターって言うんだよ」「何のための車だと思う?」「畑はタネを蒔く前に土を耕さないといけないんだよ」「昔は牛とか馬でやっていたんだよ」・・・

などといくらでも話がつながります。子供の様子を見ながら、飽きないように話のボリュームと内容を調整するといいです。

 

 

上の写真がこの本の目次です。まず牧畜から入り、畑に関しては麦から、最後にリンゴとブドウというラインナップなのも、原作がフランス人なので納得できます。

 

 

小学生には高度な内容や、かなり細かい文字での解説が含まれます。最初から最後まで丁寧に読ませるよりも、気になるところをつまみ食いして、遊びながら読めば良いと思います。部屋にずっと置いておき、何度か引っ張り出して読むうちに、いつの間にか細かいところまで覚えてくれたらしめたものです。

 

細かい記述を気にせずに、純粋にしかけ絵本として楽しむ分には、かなり小さい子でも大丈夫です。2歳ちょうどの我が娘でも楽しめました。

このシリーズは「食べもの」以外に「人間のからだ」「わくせいちきゅう」「せかいの国ぐに」「うちゅう」「みんなのしごと」があります。「食べもの」は鉄板だと思いますが、子供の興味に合わせて選べば良いでしょう。

 

(Visited 454 times, 1 visits today)
ryuju

View Comments