【Q】
小学校4年生の息子がいます。SAPIXの社会のテストで3・11に関する時事問題が出題されたのですが、答えられませんでした。
朝日新聞から出ております今解き教室という時事問題の本やドリルがあるそうなのですが、やっていく方が良いものなのでしょうか。
我が家はテレビでニュースをみるという習慣が子供にはなく、子供新聞のみで時事問題にほんの少し触れる程度の日々です。
【A】
結論を言うと、早くから時事問題に取り組むのは良いことです。ただし子供に任せても理解できませんので、ご両親が噛み砕いて説明してあげる必要があります。教材をいう形でなくても、折に触れて、その時の子供の理解力に応じたトピックを提供してあげるとよいです。4年生以降は今解き教室など、時事問題のテキストを用意してもいいでしょう。
中学入試に出題される時事問題という意味では、どの塾でも6年生になると、指定の時事問題の参考書・問題集を購入するように言われます。直接中学入試に出題される問題という意味では、それで十分です。
ですが、時事問題に対する意識をそれまでに養っていることがとても大切です。例えば地球温暖化に関するトピックは毎年のように更新されているわけですが、6年生になって急に、地球温暖化についてのこれまでの取り組みを全て詰め込まれても、覚えきれないです。4年生くらいから徐々にそのトピックについて関心を深めていけば、6年生になって楽ということがあります。
また、できるだけ早くから時事問題に意識を向けることで、世界地理について話す機会が生まれたり、塾の組分けテストで出題された時事問題で得点できるという利点があります。ただし一般的に時事問題は難しく、小学生向けの教材でもご両親が噛み砕いて説明してあげる必要があります。ご両親にとっては大変なことですが、それが子供にとってとても良いことになります。
今解き教室はデジタル版もあって使いやすいのではないでしょうか。TVでニュースを見る必要はありません。難しすぎて子供には分かりませんし、噛み砕いて説明してあげるにも、早く流れてしまうので追い付きません。またニュースではなく、スポーツやバラエティ的な内容が多すぎて、ためにならないばかりか、不必要にテレビを見る癖がついてしまいます。