普段からものの数を数えさせたり、引き算をさせたり、さまざまなパズルをさせたりすること。いわゆる計算はまだ出題されないが、2桁までの足し算・引き算、九九くらいはできていてもよい段階。
実際に出題されるのは算数や数学というより、読解力を問う問題。下のプリントやSAPIXのドリルを解くと良い。
第1~3回まで内容的に大差ない。年度によっても変わらない。以前の年度に出題されたものがそのまま出題されることもある。
1⃞数を数える
絵に描かれたおやつの数を書く。数が数えられる、数字が書けることが前提。
2⃞引き算
コップがいくつか描かれており、あといくつで10になるか答える。引き算の概念があるか、10になるまで試す力が必要。
3⃞大小関係
(1)数が多い方に丸を付ける
(2)どちらの方が高いところに立っているか。
(3)てんびん・どちらが重いか。
(4)帽子をかぶっていない人が多いグループはどれか。
(5)メガネをかけ、かつ帽子をかぶっている人はどのグループにいるか。
4⃞パズル
2つのパーツを合わせて正方形にする
5⃞セット
A1個とB1個を合わせるとC1個になる。余りは出ない。という問題条件。
(1)A2個、B1個が見えている。Cは2個できた。AとBはあといくつか。など
(2)(1)の発展。
1⃞ひらがな(動物の絵を見て名前を選択する)
左右反転しないか。濁音、半濁音が分かっているか。「ね」と「わ」の違い、「さ」と「き」の違いが分かっているか。→ひらがなを『ギリギリ書ける』のではなく、スラスラ読む・スラスラ書けるレベルまで使いこなしていることが大切。
2⃞ひらがな(野菜の絵を見て名前を書く)
ひらがなが書けること。ハネを直される(×にはされない)。
3⃞季節の行事
節分、ひな祭り、七五三、こどもの日の絵を選択。→幼稚園・保育園の行事やイベントの意味を説明し、家でも行う。
4⃞鳥の名前を作る
にわとり・ふくろう・かるがも・ぺりかんといった名前を知っている、ひらがなが書けることが前提。→動物・料理・植物・乗り物・魚・虫など子供らしい興味をある程度の知識まで高めていること。
5⃞文章問題
工藤直子「はきはき みのむしせつこ」・『工藤直子詩集』所収・角川春樹事務所より