- このページはSAPIXの5年6月度マンスリー確認テスト(算数)の対策ページです。
- 2025年度(6/6前後)用に更新中。
- 毎年同じような問題が出題されています。
- これまでのテストを分析し、狙い目の問題を絞って、対策をシェアしていきます。
- 実際の過去問で時間を測って取り組むことが一番の近道です。→過去問の一覧はこちら
- このページを自分で読み解いて勉強を進められない生徒には家庭教師をおすすめします。→ご依頼はこちら
テスト範囲
デイリーサピックス9~13を中心に出題。
- デイリーサピックス9『旅人算(2) 』:合流するための速さ、池の周りの出会い(速さの和と差)、3人旅人算各種パターン
- デイリーサピックス10『総合(06~09)』:間の分数、部分分数分解、徒競走、水に重りをいれる
- デイリーサピックス11『立体図形(2)』:2つの管で水を入れる、腰かけ水そう、しきりのある水そう、容器を傾ける
- デイリーサピックス12『点の移動』:三角形・四角形・台形の辺上を動く
- デイリーサピックス13『規則性』:等差数列・等差数列の和・フェボナッチ数列・階差数列・群数列・三角数・四角数
1⃞の分析(2020~2024年)
2020~2023年までは大問1が7~8問で構成され、図形問題も含まれていました。2024年からは形式が整理され、大問1は計算問題3問となり、図形問題は大問3に移動しました。おそらくこの新しい形式が引き継がれていくものと思われます。
いずれにしても計算問題は3問です。
- 1問は小数・分数・カッコが含まれる通常の計算だが、それなりに複雑
- 1問は ▭ が含まれる逆算
- 1問は部分分数分解が多い。
部分分数分解が狙い目です。計算方法を覚えていれば簡単に解ける上、忘れている生徒が多いので差をつけられます。5年6月の部分分数分解は必ず分子が1です。
下は5年6月マンスリー対策プリント『部分分数分解』になります。画像をクリックするとPDFで閲覧・保存できます。解答を含んでいます。
2⃞の分析(2020~2024年)
大問2は小問集合になります。以前は大問1に含まれていたもので、2024年以降の大問2は図形問題・単純計算問題を含まない小問集合になるものと思われます。その場合、大問2は5~7問になりそうです。
大問2は基礎トレからの出題が多く、まずは5月の基礎トレを総復習することが有効です。基礎トレは毎日解くのが前提ですが、マンスリーの前には1度目に間違えた問題を全てやり直してください。また形だけで解いたり、解答を丸写ししている生徒が多いので、ご両親のチェックが必要になります。
以下のリストの右端の数値は最近5年間で出題された回数になります。
- カードを並べて9・4・3の倍数を作る4
- 罰金算3
- 徒競走3
- 群数列3
- 等差数列の和2
- 間の分数・既約分数2
- 分母と分子の和・差2
- 三角数2
- 向かい合いの旅人算(フライングあり・フライングなし)2
- 割合(全体の⚪︎割が減り、さらにその⚪︎割が減り、残りが⚪︎)1
- フェボナッチ数列1
- 池の周りの旅人算1
- 階差数列1
- 等比数列1
- 商を四捨五入したとき、割られる数の範囲1
- 四角数1
上のリストの赤色の項目が狙い目です。知らないとできない・知っているとできるというものになります。
下は5年6月マンスリー対策プリント『2⃞の小問集合対策』になります。画像をクリックするとPDFで閲覧・保存できます。上の赤色の項目5つについての対策になっています。左が問題、右が解答になります。
3⃞の分析(2020~2024年)
大問3は2024年以降、図形の小問集合になると思われます。基礎トレからの問題と、今回のデイリーサピックスの範囲からの問題が、半数ずつくらいになります。
大問3として出題されなくても、大問4以降で『点の移動』と『水槽の問題』は必ず出題されます。
以下のリストの右端の数値は最近5年間で出題された回数になります。
- 長方形と三角形3
- 三角形・四角形の辺上を点が移動する2
- おうぎ形と三角形(台形)の共通部分2
- 円柱の体積・表面積、円錐の体積3
- 水槽を傾ける1
- 水槽におもりを入れる1
- 長方形を平行な2直線で分割する1
- 長方形をギザギザに分割した斜線部の合計1
- 正方形の内部におうぎ形をかく1
円錐の表面積は5年6月の段階では未修であり問われません。『ギザギザ分割』は知らないと解けない上に、そろそろ出そうなので、下の対策プリントに収録しています。
下は5年6月マンスリー対策プリント『3⃞の図形小問集合対策』になります。画像をクリックするとPDFで閲覧・保存できます。上の赤色の項目3つについての対策になっています。左が問題、右が解答になります。
4⃞以降の分析(2020~2024年)
基本的に大問7までです。
- 水槽に水をいれる(グラフあり・しきりあり・排水あり・腰掛けあり)5
- 数列(等差数列・群数列・四角数・分数列・三角数)5
- 点の移動と面積(台形・長方形・三角形)5
- 途中で出会うための速さの最大・最小4
- 水槽を傾ける3
- 速さの問題色々(向かい合い・池の周り・徒競走・フライング)3
- 3人旅人算2
- バスの往復1
水槽に水を入れる問題は条件のバラエティが多く、パターンを絞り込むのが難しいです。満遍なく練習する必要があります。ただし『水槽を傾ける問題』は難しく感じるわりにはパターンが決まっているので、マスターしておくとお得です。
数列もバラエティが豊富ですが、三角数と四角数を押さえておくとよいです。
点の移動についてもパターンが多いです。ただし『斜めの辺を点が移動するときの面積・時間の問題』が点数の差につながります。
速さ(旅人算)については、『途中で出会うための速さの最大・最小』が狙い目です。グラフが示されており、一方が途中で休憩し、その休憩時間に間に合うように他方のスピードを設定する問題です。