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6×12を例にとってみましょう。
これは6×10と6×2を足したものなので
60+12を頭の中で計算して72と暗算することができます。
かんたんですね。
大切なのは絶対に筆算しないこと。
また60と12をメモしないことです。
2けたの数が20代、30代・・・になっても同じことです。
7×23を解いてみましょう。
これは7×20と7×3を足したものなので
140+21=161になります。
最後に8×67にチャレンジしてみましょう。
これは8×60と8×7を足したものなので
480+56=536になります。
足したものがくり上がるので、少し難しくなりますが、筆算やメモをしないようにしてください。
80~89をかけるのは難しいですね。
ここではタテが89になる場合を考えてみます。
89×6を例にとってみましょう。普通は以下のように暗算します。
80×6=480です。この480を頭のすみで覚えておきます。この記憶を【メモリ】と呼ぶことにします。
あとは9×6=54ですので、【メモリ】の480と足し算して、534となります。
【メモリ】の数が大きいのと、足し算する時にくり上がりがあるので、難しいのです。
ここでは上のような方法をやめて、まずは89を1大きくして、90×6=540をしましょう。
この540を頭のすみで覚えてください。つまりこの場合の【メモリ】は540です。
そこから6を引きます。この6は元々のかけ算の1桁の方の数字です。
540-6=534が答えになります。
この2つの方法はほとんど変わらないように思うかもしれませんが、下の方が絶対に有利です。
下の方法では2回目のかけ算をしなくてよいということです。
2回目のかけ算をしている間に、【メモリ】の数を忘れてしまうということがなくなります。
また引く数が必ず1ケタなので、引き算をする時に百の位を無視することができます。
練習のために、89のタテの列だけ入力して答え合わせをしてみてください。
【並び替え】のボタンを押せば何度も練習できます。
*紙で練習する場合も、筆算とメモは禁止です。