8月の夏期講習マンスリーが終わりましたね。5年生はSAPIXオープンも終わりました。
僕の生徒は、今回の夏期講習マンスリーの算数で、概ね良い成績を収めてくれました。夏期講習は範囲が広く、ご両親はテスト対策に苦慮されたことと思います。生徒の皆さんも遊びたい・怠けたい気持ちを抑え、頑張ってくれました。
マンスリーテストは出やすい問題を絞ることで膨大な出題範囲を一旦整理することが大切だと思っています。これは本来、受験本番を含め、あらゆる試験で言えることです。
その意味で、今回の8月マンスリーに向けては以下のページを作成していました。
全ての項目に例題をつけることは時間的に難しかったのですが、上のページでご紹介した『出やすい問題』がどの程度的中しているのか、分析してみます。この夏話題になった予言のように、『無責任な言い放し』にならないように。
以上、青文字が出題されたもの、赤文字が出題されなかったものです。記事では『80%以上出るものをご紹介する』と書いており、ギリギリ80%でした。
点数に関しても、記事では『40点程度確保できる』と宣言しており、今回1問全て5点でしたので、ギリギリ40点でした。
大げさは嘘と同義ですので、言い過ぎに気を付けようと思います・・・
とはいえ、今回のように平均点が低いテスト(算数65.2)において、計算問題以外で40点分というのは大きいのではないでしょうか。夏期講習のテキストは第14回まであり、およそ150パターン以上の問題が収録されています。その中で10種に絞り、40点分というのはお得だと思います。
もちろん、算数が得意な生徒はテキストに収録されている全ての問題に取り組まねばなりません。おそらくマンスリーには出題されないであろう応用問題にもチャレンジすることが必要です。僕の生徒でもトップクラスの子はサピックスの通常テキストの問題はあまり解きません。今回ご紹介したように狙いを絞ることもしません。
ですが、算数の苦手な子は、あまりにも大量のテキストを前に呆然としてしまい、テスト対策をしようにも何から手をつければよいのか分からなくなっています。また多くのパターンを満遍なく勉強しようとするとすでに理解していたはずの簡単な問題まで解けなくなってしまいます。
何よりもテストで結果が出ないと算数がますます嫌いになり、「どうせ自分にはできない」と勉強そのもののやる気も失われてしまいます。僕は長期的な視野を持ちつつも、目の前のテストでとにかく点数を上げることが、生徒の自信とモチベーションにつながると考えています。
次は10月マンスリーですね。ちゃんとした対策記事を書く時間が取れるかわかりませんが、まずは指導中の生徒のために分析を始めようと思います。