SAPIX過去問 マンスリー・組分け対策5年 授業所感2025年 夏期講習 サピックス 算数 小5

指導所感SAPIX5年生8月【算数・マンスリーに出やすい問題】

暑い日が続きますね。

涼しい部屋で勉強に集中できる環境を与えてもらっている生徒はある意味で幸せですね。暑さのせいで外で遊ぶことができない現代っ子は、友達とスイッチで遊んだり、一人でYouTubeを見たりしていますが、だったら思い切り勉強したほうがよほど良いですよね。

今日もSAPIX生を何人も教えましたが、夏期講習も日数が進み、テキストについていくのが大変だと思います。

今日の生徒、5年生のAさんとは、夏期講習の算数のテキストN51-04【2量の関係】の復習をしました。

夏期講習のテキスト全てを僕と解くことはなかなか難しいので(時間数と生徒のスピード次第ですが)、一緒に解く問題を厳選していかねばなりません。第4回のテキストでは以下がマンスリー頻出問題になります。

  • 狂った時計
  • 歯車

これ以外はあまり出題されません。というのも、前半の比例・反比例のグラフや表を書かせるのは採点が面倒ですし、ろうそくやばねの問題はどちらかというと理科の分野になります。従って時間の余裕のない生徒は、狂った時計と歯車に集中すると良いでしょう。

マンスリーを分析して出やすい問題を狙うことは、いわゆる『山を張る』とは少し違うと、僕は考えています。生徒自身が『山を張る』というのは、得意な所が出題されることを願う『神頼み』とほとんど同義です。

一方、出やすいところをしっかり分析して、その部分を集中して勉強するのは、効率が良いですし、SAPIXの先生方もテキストの中から大切な部分を選んでテストに出題してくるのですから、生徒もそこを重視することは悪いことではありません。SAPIXが大切だと考えているということは、『受験に出る』『今後の応用問題の素地になる』ということです。

またそうして狙いを絞って、一回でも高得点を取ることが、生徒にとって何よりのモチベーションになります。特に算数が苦手な生徒は、苦手意識が先に立って、気持ちが逃げてしまっていることが、伸びない理由です。よく言われる『やる気スイッチ』というようなものはありませんが、1度でも、偶然でも、テストで高得点を取ったり、先生やご両親に褒められたりすることで、意識が変わっていくことがあります。

僕が受験そのものを意識した勉強よりも、目の前のテストで高得点を取ることを心がけるようにアドバイスするのは、そういった理由からです。

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