- SAPIXの新6年生
- アルファ1クラス
- 春休みに余裕があるので追加で勉強したい
- おすすめの勉強は
【Q】
SAPIXでα1の新6年生です。3月〜4月に学校の休みが長くあり、春期講習もそれほど大変でないので、プラスアルファで取り組むべきことはありますか?開成を目指しています。
【A】
質問があったのでお答えします。
算数はSAPIXのもので十分ですが、テキストの内容が完璧であるというのであれば、受験の過去問にチャレンジしてみて下さい。特に新しい知識が必要ということもなく、もう過去問を解くことができます。ただし志望校や、志望校に近いレベルの問題はまだ解かないでください。志望校の問題を解くには早すぎておそらく手が出ないでしょうし、また塾や直前の過去問演習で出てくるので残しておいた方が良いです。α1であれば偏差値60くらいの学校の問題を多く解いておくとよいです。海城・駒東・麻布あたりがよいかと思います。αでない場合、あるいはαの下位であれば、サピックスのテキストが完璧でないはずなので、余計なものに手を付けず通常のテキストに集中してください。算数が本当に好きで興味があれば算数オリンピックの問題に挑戦するのもよいと思います。
国語は外国文学や古い文章(明治後期〜昭和中期まで)を読んでおくと、そうしたものが出た時に違和感なく解けます。特に渋幕(開成受験の生徒が1月に受けることが多い)を受ける生徒は、古めの文章に慣れることが必須です。外国の文・古い文が出ない中学を受験する生徒であっても、6年になるとSAPIXの模試でも(もちろん中学受験でも一定レベル以上の中学は)出題される文章が一気に難しくなる(子供向けの文章ではなく、普通の大人向けの文章になる)ので、志望校に出題されている文章を調べ、その本を購入して読むことをお勧めします。漢字に不安があれば、こちらをやってください。
社会に関しては、SAPIXの通常のテキストで十分です。これまでの(6年生になってからの)SAPIXのテキストを総復習するのが良いと思います。それ以外は特に必要ありません。もしも地理の基本を忘れているようでしたら、白地図練習帳をやり直してください。SAPIXでは6年になって歴史年号の暗記が本格的に始まるので、年号暗記の本(何でもよいです・絵の好みなどで決めてください)を買って覚えると、この先少し楽になるかもしれません。
理科もSAPIXのテキストで十分です。特にこれまで発展問題にしっかり取り組めていない、十分に復習できていない生徒は、5年のものからやり直してみてください。植物や昆虫などが弱ければ、季節の図鑑(SAPIXの理科テキストの裏表紙)だけ取り出して、総復習してください。