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正断層と逆断層の違い

ではどう見分けるのか?

断層がずれる前の状態を考えれば、すぐに分かります。正断層を正面から見た場合、ずれる前は下図のような状態だったはずですね。

つまりずれる前は青い方が上にあったはずです。斜めに走る断層面の上側という意味ですね。これは奥側から見ても同じです。

もちろん左右は反転しますが、青が境界の上側にあるということは変わりませんね。

そして断層がずれた時には、どちらも青い方が下にずれることになります。→が下に向いていますね。

つまり、ずれる前に斜めの境界線の上側にあったものが、ずれた後に下になる。これが正断層なんです。

正断層とは「ずれる前に斜めの境界線の上側にあったものが下にずれる」もの!

 

そして、こうなるためには、赤と青の面の両方を横に引っ張らないといけませんね。

ですから、正断層は横に引っ張る力が働いた時にできるんです。これは直感的に理解できると思います。

もし反対に両側から押す力が働いたとしたら、青が上に、赤が下になるはずですね。これが逆断層です。

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