(1) (3×7+5)÷□=2
(2) □÷4×16=32
(3) □×12÷5=60
(4) 51×□÷17=12
(5) 3×4+5-□÷2=2
(6) 8×2-11+5×□=10
(7) 4×3+□-9=7
(8) 12×3+□×21÷3+(9+5)÷7-3=49
(9) (12-4)+□-24×3÷8=0
(10) □÷2×3-4÷8×6+7=10
問題(1) (3×7+5)÷□=2
『□を含まないカッコの中は先に計算できる』というルールがあります。
したがって(3×7+5)が先に計算できますね。
(3×7+5)=26なので
26÷□=2
26÷2=13(答え)
問題(2) □÷4×16=32
『□に×÷が2つ以上つながっている所は先に計算できる』というルールがあります。
したがって÷4×16は先に計算できます。
ここで『÷4』と『×16』の順序を変えて、×16÷4とします。
このとき÷と4はセット、×と16はセットなので、それぞれ離すことはできないことに注意してください。
『16をかけて』『4で割る』ということは、結局『4をかける』ことと同じになります。
□×16÷4=32
×16÷4→×4なので
□×4=32
32÷4=8(答え)
問題(3) □×12÷5=60
『□に×÷が2つ以上つながっている所は先に計算できる』というルールがあります。
したがって×12÷5は先に計算できるのですが、これは割り切れませんね。こういう場合は先に計算しないで、そのままにして構いません。
普通の順序で逆算していきましょう。
60×5=300なので
□×12=300
300÷12=25(答え)
問題(4) 51×□÷17=12
『×□』と『÷17』を入れ替えてしまいましょう。
51÷17×□=12となりますが、この時51÷17を先に計算できますね。
17×3=51は素数同士のかけ算で、よく出てくる計算なので、暗記しましょう。
51÷17×□=12
51÷17=3なので
3×□=12
12÷3=4(答え)
問題(5) 3×4+5-□÷2=2
今回の一番難しいルールである『□を含む項以外は先に計算できる』を使います。
項は「こう」と読みますが、ここでは『□と×÷でつながっている部分』と考えてください。
すると項は−□÷2なので、それ以外の部分である3×4+5は先に計算できることになります。
3×4+5=17なので
17-□÷2=2
17-2=15なので
□÷2=15
15×2=30(答え)
問題(6) 8×2-11+5×□=10
この問題でも『□を含む項以外は先に計算できる』を使います。
項は+5×□なので、それ以外の部分である8×2-11を先に計算します。
8×2-11=5なので
5+5×□=10
10-5=5なので
5×□=5
5÷5=1(答え)
問題(7) 4×3+□-9=7
『□を含む項以外は先に計算できる』を使いますが、この問題のように、□に×÷でつながっているものがない場合、□だけで1つの項と考えます。
すると+□以外の部分である4×3と-9は先に計算できることになります。
『+□』と『-9』は順序を変えておきましょう。
4×3-9+□=7
4×3-9=3なので
3+□=7
7-3=4(答え)
問題(8) 12×3+□×21÷3+(9+5)÷7-3=49
3つのルールを全て含んだ問題です。
まずはカッコの中を計算して、9+5=14にします。
その後、□に×÷が2つつながっているので、×21÷3→×7になおします。
この時点で、問題は少し短くなって、12×3+□×7+14÷7-3=49になっています。
ここで項は+□×7なので、それ以外の部分を先に計算してしまいます。
このとき、普通の計算のように、+-よりも×÷を先に計算していきます。
36+□×7+2-3=49になりますが、『+□×7』『+2』『-3』の順番を変えてしまいましょう。
(9+5)=14、また×21÷3→×7なので
12×3+□×7+14÷7-3=49
12×3=36、また14÷7=2なので
36+□×7+2-3=49
順番を変えて
36+2-3+□×7=49
36+2-3=35なので
35+□×7=49
49-35=14なので
□×7=14
14÷7=2(答え)
問題(9) (12-4)+□-24×3÷8=0
最初にカッコの中を計算します。
□に×÷がつながっていないので、□だけで1つの項だと考えて、それ以外の部分は先に計算できます。
24×3÷8は、『×3』と『÷8』を入れ替えて24÷8×3として計算すると楽ですね。
(12-4)=8、また24×3÷8=9なので
8+□-9=0
8+□=9
9-8=1(答え)
問題(10) □÷2×3-4÷8×6+7=10
□に÷2と×3がつながっています。
『□に×÷が2つ以上つながっている所は先に計算できる』というルールがありますが、割り切れないのでそのままにしておきましょう。
このとき÷2×3を÷6と勘違いしないようにしてください。
『2で割ってから3をかける』と日本語で考えれば、『6で割る』は間違いだと分かるはずです。
次に『□を含む項以外は先に計算できる』というルールを考えると、項は□÷2×3なので、それ以外の部分である-4÷8×6+7を先に計算できることになります。
その場合、普通の計算のように、+-よりも×÷を先に計算していきます。
また4÷8×6は÷8と×6の順を入れ替えて、4×6÷8にしてから計算しましょう。
4÷8×6=3なので
□÷2×3-3+7=10
-3と+7を入れ替えて
□÷2×3+7-3=10
□÷2×3+4=10
10-4=6なので
□÷2×3=6
6÷3=2なので
□÷2=2
2÷2=1(答え)
【解答】
(1)13 (2)8 (3)25 (4)4 (5)30 (6)1 (7)4 (8)2 (9)1 (10)4
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