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計算の工夫【4分の1と8分の1】

「8分の1」の利用

「4分の1」の利用と並んで、最も出題される計算の工夫です。「4分の1」が簡単すぎるので、「8分の1」の方がより頻繁に出題されるかもしれません。くどいようですが「小数でも出来るから小数でよい」と考えてはいけません。「8分の1」の利用は、中学受験において必須です

僕が教えるときは、「4分の1」と同様に、まずは小数と対応させて覚えるために、表を作ってもらいます。

ぜひこのやり方をお勧めします。表はトイレや勉強部屋の壁に貼ってもいいでしょう。一度で覚えきれない場合は、繰り返し書いてもらうこともあります。


「8分の1」の表を作る

まずはこれからです。8分の1を小数で表すためには1÷8をすればいいですね。

この通りに書いてください。4分の1を書くことが大切です。4分の1が0.25であることは前ページで学びましたね。

8分の3は、8分の1と8分の2を足せば良いので、0.125+0.25=0.375ですね。

以下は流れで出来ると思うので、一気に表を完成させます。

いかがでしょうか?全て一人で書けましたか?書けるようになるまで練習しましょう。数回練習すればできるようになるはずです。

そして、今後この表に出てきた小数は必ず分数に変換して計算することを約束しましょう。


例題

では「8分の1」の練習問題を解いてみましょう。Page1で紹介した、SAPIX5年の8月マンスリーの計算問題です。

$$(1) 308-128×0.875=▭$$

まずは小数を分数に直していきます。$$308-128×\frac {7}{8}=▭$$ この分数の形で問われれば、間違える人は少ないでしょう。

$$308-112=▭$$

$$▭=196(答え)$$


いかがだったでしょうか?「4分の1」の時と流れは同じですね。

「8分の1系」の表は、1度では覚えきれない生徒がほとんどです。何度もこの表を自分で書いて、不安なく利用できるまで練習してください。

次のページで「4分の1」と「8分の1」の練習問題を解きましょう。

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