今日はSAPIXの6年生の生徒を3人指導しました。
復習テストが終わった所ですが、おおむね基本的な問題が多かったようですね。数日前にも書きましたが、6年生はやることが多いですし、受験が迫っているために、焦って色々なことに手を付けがちですが、塾の平常授業のテキストが一番大切です。この基本を見失わないようにしましょう。
今回の復習テストの結果がイマイチだった生徒は、やるべきことの優先順位が崩れてしまっていると言えます。算数の基礎トレと国語の漢字言葉ナビは毎日決まった時間にやる。その後に通常テキスト(今ならサマーサポートとサマーサピックス)を全教科丁寧にやる。
それ以外のこと、例えば土特の教材や市販の教材や過去問は、ここまでがしっかりできてからにしてください。
今日の生徒のうちの一人(A君)は、SAPIXの通常テキストは自分で終わらせており、一緒に確認する必要はないということでした。
僕は生徒のそうした発言(e.g.『もう終わっている』『全部理解している』)をそのまま受け取ることは基本的にないのですが、A君はSAPIXでもトップクラスの生徒なので、普段から通常テキストを一緒に勉強することはありません。
また今日は復習テストが終わったばかりで、6年生の次のテストまでは間があるので、渋幕の算数の過去問演習をすることにしました。
都内(と千葉)のトップクラスの生徒にとって、渋幕の受験は最も重要といっても過言ではありません。1月に合格しておけば、開成でも筑駒でも思い切りチャレンジできますが、もし合格していないと、その後の受験校をランクダウンさせる必要も出てきます。そもそも渋幕自体が開成に劣らないくらい魅力的な学校なので、渋幕に合格した時点で、中学受験そのものが成功と言えます。
繰り返しになりますが、この時期に過去問をやるのは、余裕のある生徒のみであることに注意してください。また過去問の中でも最近5年くらいのものは塾で指定されたり、塾のSSで出題されたりしますので、手を付けない方がよいでしょう。