「オンライン授業ってどうなの?」と不安を感じている方は多いと思います。
このような疑問に答えていこうと思います。
① 講師がiPadに書いているものがリアルタイムで映し出されてます。図を書いたり、蛍光ペンで指し示しながら説明するので、見やすいと思います。塾や学校のオンライン授業では、リアルの黒板をカメラで写している場合が多いと思いますが、それよりも見やすいです。教えている立場から言っても、自分の書きやすい位置で書いたものが、生徒の正面に映し出されるので、隣で教えるよりもきれいに書けます。
② 教材は事前に写真で撮って頂き、メールで送って頂く形です。教えている途中で必要なものが出てきたり、忘れていたものが出てきたら、その場で送って頂くこともできます。
③、④ 生徒の顔、講師の顔が写っている状態です。どちらか一方、あるいは両方を消すことができます。また映像画面を拡大縮小できます。
これが手間のかかる所ですが、基本的に生徒が書いたものの画像を見なくてもそれほど問題はありません。実際に指導していて必要を感じることはあまりありません。ただし、自分の考えたことを言葉でうまく表現できない小学3年生以下は必要になってくるかもしれません。
必要に応じて以下の方法で講師が生徒の書いたものを確認することもできます。
アメリカの会議ツールです。塾や学校のオンライン授業もほとんどZOOMで行われているようです。
無料です。多人数で長時間使用するにはお金がかかりますが、1対1は無制限で無料です。
Windowsのパソコンでも、AppleのMacでも問題ないです。ノートパソコンでの参加が多いですが、iPadやiPhoneでも可能です。
とても使いやすく、設定もほとんど必要ないです。使用するまでの手順は以下のようになります。
上記のように、Zoomの設定はかなり簡単です。パソコンに全く触ったことがない、という方でない限り、問題なく使用できます。とはいえ、事前に試してみることをお勧めします。
授業が始まってしまえば、生徒がコンピューターをいじる必要はありません。授業開始までをご両親が設定して、あとは生徒に任せて、退席されても構いません。
生徒が小さい時は、ご両親が近くにいて、問題が起きたときや教材を新たに送るときなど、必要に応じて操作のサポートをして頂くのがよいです。
上記のように、講師の書いているものがリアルタイムで見やすく表示されています。図を書いたり、色を付けたり、マーカーで指し示したりできるので、隣で教えているのとそれほど変わりません。
むしろオンラインの方が集中してくれている実感があります。オンライン授業と言っても、塾や学校のような多人数授業ではないですし、録画した授業を見ているだけではないので、「自分がリアクションしないと進まない」という感覚があるのだと思います。
逆に先生1人に対して生徒が多人数の場合は、目が行き届かず、生徒がサボってしまうかもしれません。最初は面白がっていた塾や学校のオンライン授業や動画配信も、回数を重ねるにつれて段々集中できず、参加・視聴をやめてしまうという話も耳に挟んでいます。1対1のオンライン家庭教師の場合は、そのようなことはなさそうです。
生徒の顔も写っているのでサボっていればすぐに分かります。不思議なことですが、講師が実際に隣に座っている方が、ボーッとしている時間が長いようです。いずれにせよ、生徒の年齢・性格や、オンライン授業との相性もあるので、一度試してみることをお勧めします。
対面指導の方が良い点としては、教師が生徒の教材を全て把握できることです。部屋にある(散らばっている)教材を見て、「あれ、まだやってないんじゃない?」とか「この問題は苦手だからあの簡単な教材からやってみよう」などと提案したり、「これをやっておいてください」と宿題を課すことができます。
一方でオンライン授業は教材を先に画像で送ってもらうことが多く、手間がかかります。しかし、準備をする段階でご両親と本人が、勉強すべき項目を整理する必要があること自体が、利点にもなります。
とりあえず教師が来る時間になったら、机に座っていれば先生にやることを指定してもらえる、というような受け身の姿勢ではなくなるんですね。ご両親が子供の勉強をある程度把握することもとても大切なことです。逆に言うと、全てを教師に任せたいというご両親はオンラインを好まない傾向にあります。
一言でいうと、オンラインの方がご家庭が積極的になる必要があり、対面だと教師に任せられるということですね。
明らかにオンラインの方が良いこともたくさんあります。