前のページで時計を読むドリルを掲載しました。本来、時計を読むことをしっかり学習するのは小学校1年生〜2年生でしょうか。小学1年生を指導していた時に教えた記憶があります。これがなかなか大変なんです。複雑なんですよね。
一番上にある目盛りから右回りに数字を見る→それを時計回りという
短い針がある数字とある数字の間にある場合、時計回りで前になる数字が時(hour)になる
長い針が分を表すが、書いてある数字に5を掛けねばならない
一番小さい目盛りがあれば、その1目盛りが1分である
こういったことを理屈で説明しても、小学一年生にはなかなか通じません。結局は場数を踏んで、経験的に覚えていくのが正しい道なのだろうと思いました。
時計算は速さの問題です。長い針は早く、短い針は遅い。その2者が追いかけっこをするという問題なのですが、これもまた、イメージが湧かず苦戦する生徒が多くいます。遅れる時計・早い時計・時差などと組み合わせて、難関校にも出題されるため、なかなか厄介な学習範囲です。
しかし、普段デジタル時計にしか触れていない生徒が、『針の追いかけっこ』のイメージが湧かないのも当然だと思います。
そのような問題意識があって、うちは子供が1歳の頃に、おしゃれな時計を押入れに引っ込めて、文字が普通の数字で大きく書いてある、ごく普通の時計を購入しました。
↑押入れに引っ込めたのがこちら。これでは時計の勉強ができません。
↑新しく購入したのがこちら。
こういったごくシンプルで、文字が数字であること(書いてなかったり・ローマ数字でない)、分の目盛りが書いてあるものが必要なんですね。でもそういった時計って大体おしゃれじゃないです。
もともと持っていたものと同じデザイナーのものが、理想通りだったので、そちらを購入しましたが、後悔もあります。近くまで持ち出してきて、触れながら教えたい時に、「高級なものはちょっと・・・」となります。子供が汚れた手でベタベタ触ったりするので。
あと、壁にかけなくても自立するものがよかったなと。机の上や棚の上にポンと置いておいて、いつでも触って遊べるくらい手軽なものが良いと思います。