サピックスの『言葉ナビ』という教材がありますね。国語の成績が伸びないという人はこうした副教材をやり込んでみてはいかがでしょうか。
先日、生徒とこの教材をやっていたら
家族水( )で楽しい時間を過ごす |
という問題がありました。
この問題に対する生徒の答えが
家族水(族館)で楽しい時間を過ごす |
僕は「なるほどなぁ」とクスリとしました、というだけの話なのです。
ことわざを覚えるときは、どんなに難しくても漢字で覚えるようにするとよいです。
子供は「○年生で習う漢字」というのに強いこだわりを持っているもので、習っていない漢字を書かされることに抵抗を覚えるものですが、その心理的抵抗感を壊していきましょう。
ことわざと漢字に強くなれば、テストで最低限の点数が拾えるようになり、国語が得意な気になってきます。
「自分はこの教科が得意なんだ」という思い込みが重要なんですよね。逆に言うと「君は○○が苦手だね」などと言ってはいけないと思ってます。文系・理系に分けて語るのも良くないかな。
ことわざや漢字が得意になることは、思い込みでなく、本当に国語の実力に直結することでもあります。漢字を覚えることは、言葉の意味と概念を理解することです。子供が(大人でも)文章を理解出来ないのは、理解力・読解力のような本質的な頭の良さではなく、文章に出てくる言葉や概念を知らないから、という場合がほとんどです。言葉や概念のストックが理解力・読解力であるとも言えますよね。
だから漢字を覚える時は意味を理解すること。ことわざを覚える時は、その背景にある時代とストーリーを意識すること。辞書を引かせてもいいですが、辞書を引くのが面倒だったり、辞書の説明を見ても意味が分からなかったりして、子供は嫌がるものです。無理に辞書を引かせず、親が手っ取り早く教えちゃって構わないと思います。あるいは辞書を引かせた後のフォローアップを完璧にすること。「例えばどういうこと」を噛み砕いて説明するのは辞書では出来ないことだし、大人から説明されるとその体験自体が子供の記憶に残ると思うんですよね。
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