サピックスの4月の復習テストがありましたね。
6年生は春休みからのスタートダッシュがうまくいったか、それとも春休みにさぼってしまったか、はっきりと差が出たと思います。
サピックスに入ってみようと考えている方、サピックスのレベルを知りたい方など、今回のテストの写真のコピーがご入用の方はinfo@katekyou.tokyoまでご連絡ください(有料です)。
またサピックスのマンスリーテスト等の対策を万全にして、クラスを上げたいとお考えの方は「指導依頼について」からお問い合わせください。
【2018年4月度 6年生向け SAPIX マンスリー確認テスト 算数・国語・社会・理科 解答あり 社会一部欠損】
【受験の目標】
受験で一番大切なことはなんでしょうか?
サピックスのクラスを上げて、アルファクラスに入って、ご近所さんに自慢することでしょうか?
勉強熱心なコミュニティに属するご両親が、そういった気持ちに駆られるのは当然のことかもしれません。
でも、子供のことを一番に考えれば、重要なのはそこではありませんよね。
言うまでもなく、受験で一番大切な目標は志望校に合格することです。
もっと大局的にいえば、しっかりものを考えられる頭を育てること、勉強習慣をつけることと言ってもいいかもしれません。
特にサピックスでは、目前のテストでクラスを上げることに必死になってしまい、暗記物を詰め込むだけの勉強になりがちなので要注意です。クラスを上げることはもちろん大切ですし、モチベーションの維持に役立つのですが、実際の難関校入試では、理科や社会などの暗記が重要と思われている科目でも、読解力や思考力が問われる問題が多ので、丸暗記の詰め込み勉強では6年生になって行き詰ってしまいます。
サピでの理科と社会の勉強方法について、少しだけアドバイスしようと思います。
【デイリーサピックスの表紙の写真をよく見る】
理科・社会の勉強では、デイリーサピックスの写真・図表・地図などをじっくり分析することが重要です。裏表紙の豆知識やエピソードみたいな所も大切です。読み物として熟読することで読解力も身につきますし、その教科に対する興味を育てることにもなります。しかし僕の見る限り、多くの生徒が宿題に指定されている問題を解いていくだけで、表紙や裏面を読まないままです。これはもったいないですよ!
【知識を鵜呑みにしない】
今回のテストで面白いと思ったのは理科ですね。理科では「身長の半分の高さの鏡があれば、全身を映せる」ということを知識として学びます。その通りなのですが、それは鏡と自分の姿を最適な位置に置いた場合の話です。今回の問題のように鏡の位置を固定したり、視点を動かしたりした場合は、その都度図を描いて、どこまで姿を映せるのかを確認しなければなりません。
最初に光の反射を勉強する際に、『身長の半分の高さの鏡があれば、全身を映せる』を知識として丸暗記するのではなく、『なぜそうなるのか』から考えて理解することが必要だったわけです。難関校の問題というのは、総じてそういったものだと思います。
【理科・社会もテストの復習が何よりも大切】
難関校受験では理科・社会も読解力・思考力が大切です。それに合わせて、サピのテストでも丸暗記では解けないようにできています。テスト問題をじっくり復習することで、どういったところに注目して勉強すればよいか、どういう視点でニュースを見ればよいかが分かってくるわけです。
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