過去問を分析して、サピの4年生の4月度マンスリー確認テスト(算数)の予想問題を作りました。基本的には昨年度の同テストの数値替えです。
大問の3までの掲載です。大問の4以降は思考力問題が多くなり、似たような問題が出る可能性が低い上に、ほとんどの生徒で問題になるのは前半の簡単な問題だからです。大問の3までで150点満点中の90点分です(全て5点)。
詳しい解説はあえて載せていません。理屈を理解しないまま計算順序だけ暗記する生徒があまりにも多いからです。間違えた場合、どうしてその答えになるのかじっくり考える、分からなければご両親に聞く、ご両親も分からなければ一緒に頭をひねる、そういった経験が大切だと考えています。
今年も同じ問題が出るわけではありません。デイリーサポートなどを一通り解いて、「解ける気になってしまっている」生徒に、現実を突きつけるツールとしてお使いください。違った角度から問われたり、今回の学習範囲でなかったり、様々な問題がミックスされた状態で問われると、簡単な問題でもポロポロ間違えるものです。それは本質的に理解できていないからです。
間違えた部分をサピックスの教材に戻って、じっくり理解し直さないと意味はありません。ご両親に時間的余裕がない場合は家庭教師にご依頼ください。info@katekyou.tokyoまでEmailでご連絡下されば、塾のサポートだけでなく教科の本質的な理解をお助けします。
過去問そのものを必要な場合はサピックスの過去問一覧をご覧ください。
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問題.
PDFでまとめて印刷する場合はこちらからどうぞ【SAPIX4年4月度マンスリー確認テスト予想問題】
解答.
【第1問の解答】
(1) 189
(2) 386
(3) 512
(4) 37
(5) 1199988
(6) 5時43分
(7) 50000
(8) 268
(9) 170
(10) 47
- 単純な足し算ですが、順番を工夫すると楽に計算できます。
- こちらも工夫すると楽になります。引くものをまずまとめましょう。
- 単純な掛け算ですが16×16を暗記していると、それに2を掛けるだけでできます。2桁の平方数の掛け算の暗記の記事をチェックしてみてください。
- 単純な割り算で工夫も特にありません。
- 問題の意味が分からず手をつけられない生徒も出そうな問題ですね。まずは読解力です。
- 時間の繰り上がり、繰り下がりを理解しているかどうかを問う問題です。
- 単位の問題の中でも最もシンプルなものです。
- 簡単な角度の問題です。
- 順番を工夫しないとマイナスになってしまい解けません。分配法則が分かっていれば楽に解けますが、4年生ならば全て掛け算してから加減しても構いません。
- 単純な逆算です。逆算のまとめページはこちらです。
【第2問の解答】
(1) 131
(2) 34800
(3) 60499
- 逆算を自分で記述してから解くタイプです。
- 上から3桁の概数にするということは、上から4桁目を四捨五入します。
- 百の位を四捨五入するということなので、百の位を4や5にして考えてみましょう。
【第3問の解答】
(1) 42°
(2) ア、オ
(3) ウ136°、エ56°
(4) 75°
- 二等辺三角形なので角ABC=角ACBです。
- 問題は平行四辺形についてですが、ひし形・台形についても確認してください。
- 折り曲げて重なっている図形は合同であることに注意してください。68°、90°、22°の直角三角形が2つできていることになります。
- 三角定規は30°、60°、90°のものと、45°、45°、90°のもので1組です。