学校と塾が休みに
いわゆるコロナウイルスの影響で、学校が休みになりましたね。塾もSAPIXは1週間休み、要点を動画配信で授業という対応になったようです。動画配信ではなかなか広い範囲の理解をカバーできないような気もしています。他の塾ではもっと長くお休みになるところもあるようです。僕の生徒は昼間に家庭教師(僕)の授業を入れて、塾でやるはずだった範囲を勉強しています。
勉強には言い訳がきかない
大変な時期ですが、僕は常々「勉強には一切の言い訳がきかない」「最終的には全て自分の責任」と言っています。この1ヶ月の休みをチャンスととらえて成績を伸ばすのか、ダラダラと過ごして勉強習慣が崩れてしまうのか、いずれにしても後になって「あのコロナウイルスのせいで・・・」などと言い訳してみても、どうにもならないですよね。
一日中家にいてもそれほど勉強できないという生徒に
昼間ずっと家にいてもなかなか長い勉強時間を取れなかったり、無理やり座っていても集中力が続かず捗らなかったりすると思います。
生徒の一人が、休みになってから、小学校と同じ時間割で過ごすようにしたと言っていました。40〜50分で1時限ですよね。間に5〜10分の小休憩。20分休みやお昼休みなどの自由時間も入れて、とても捗るようになったようです。本来学校で勉強しているはずの時間通りなので、「何でこんなに勉強やらなきゃいけないの!?」というような不公平感もないです。
お試しください。
休みを有効に生かすためのチェックリスト
(1) 日中子供を誰が見ているか
単純ですが、一番大変な問題ですよね。共働きのご家庭では仕事を休めませんし、それぞれの事情があるので難しいです。うちも共働きですが、僕が日中指導に出てしまうことになったので、大変困っています。様々なリソースを総動員して、早めに計画を立てておくしかないと思います。
(2) 塾が休みになる範囲についてどうカバーするか(塾でやる分)
塾で解説するはずだった問題番号をプリントなどで通知されているはずです。それをまずご家庭でこなす必要があります。いきなり子供に「ここをやっておいて」と言うだけでは、新しい範囲を理解することはできないでしょう。
ご両親がまず最初に解説してあげることが必要になります。SAPIXは動画で解説と言っていますが、動画で理解することは小学生には難しいのではないでしょうか。家庭教師や個別指導の先生にお願いするのもいいでしょう。
(3) 塾が休みになる範囲の宿題分
上記の(1)が終わったら、宿題になるはずだった範囲を解かねばなりません。提出がないからといってサボるわけにはいきません。かなり大変に感じるかもしれませんが、学校が休みなので時間は足りているはずです。
(4) 学校が休みの分、日中に何を勉強するか計画を立てる
塾の勉強はこれまで通りこなすとして、学校が休みになる分は、普段できない勉強をしましょう。6年生にとって、夏休みが受験の天王山と言われますが、この春は1ヶ月以上休みができますので、大きく成績を伸ばすチャンスです。特に苦手な範囲を総復習という意味では最後のチャンスかもしれません(夏休みは夏季講習が忙しいので)。
時間ができると得意範囲の勉強ばかりしたがる生徒(親も)がいます。特に理系の人に多いようです。
いつも苦手で、点数を落としていた範囲のテキストを引っ張り出してきて、整理しましょう。休み1日につき、苦手教科1回の範囲に取り組むのが良いのではないでしょうか。1回分のテキストをじっくり読み、問題を一通り解き、復習まですると3時間くらいかかると思います。これを1日に1単元進めると良いと思います。いずれにしても、どの単元を何日に復習するのか、早めに計画を立てて、貼りだすと良いでしょう。