この教材を作った動機と教材の使用方法については、教材の第1回の冒頭をご覧ください。
この教材は
という考えのもとに作られています。とにかく1日1題やる、ということが大切です。まだ4日分しか作ってないのですが・・・
この回(第4回)から縦書きにしました。
注意点:
記述の評価:
出典はジェイムズ=ヘリオットの『犬物語』です。作者は本当の獣医です。以前に記事にしたこともある、僕のお気に入りです。当時の記事はこちら。
開成中の過去問(平成13年:古いので過去問演習に差し支えることもないと思います)でもあります。難関中は外国の文学から出題されることが多いですが、登場人物がカタカナ名であるだけで拒絶反応を示してしまう生徒もいるので、ぜひ外国文学に慣れておきましょう。
最近の日本の小学生向け小説は決まりきったシチュエーション(クラスで仲間外れになる・田舎に引っ越す・都会から引っ越してくる・スポーツで喧嘩する・子供だけで意外なものを発見する・親が離婚する)が多く、子供の視点にとらわれすぎている気がします。おそらくいわゆる児童文学作家が「自分の知らないこと」を書いているからだと思います。児童文学は必ずしも子供が主人公である必要はなく、登場人物が子供らしい考え方をする必要もないはずなのですが。
難関中学は受験問題の作成者も優れた読書家であり、格調高い文章を選んで出題しています。また大人の視点でものを考えることを要求するものが多いです。今回のストーリーにも子供はほとんど出てきませんね。そういった意味でも、優れた外国文学に親しむことは有益だと思います。
子供がこの話を少しでも気に入った様子であれば猛プッシュして、本を買って、読ませてあげるようにしてください。