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教材紹介『通信教育:Z会小学生コース』

定番の通信教育Z会の教材は、実際どうなのか?僕自身も気になっていました。家庭教師として指導している小学1年生と一緒に、通信教育の教材を使って勉強してみたので、その使用感をシェアします。

 

『通信教育:Z会小学1年生コース』(Z会)

評価  ★★★★★(90/100)

小学1年生

難易度 ★★★☆☆(小学1年生なら誰でも使用できる)

長所: 教材の質は非常に高い

短所: 続けるにはサポートが必要

 

僕も中学・高校の時に、Z会の通信教育に加入していました。最終的には東大受験用のコースを取っていました。Z会に対して持っているイメージは当時から変わっていません。つまり

 

  • 教材の質は高い
  • 続かないと意味がない

 

これに尽きると思います。今回、家庭教師として指導している小学1年生がZ会のコースに加入していたので、その教材を使って指導してきました。

 

 

教材のラインナップは?

 

 

小学1年生の場合、基本教材は3つ。

  • わくわくエブリスタディ(メイン教材)
  • ドリルZ(ドリル)
  • てんさくもんだい(郵送で提出)

基本の教材はカラーの「わくわくエブリスタディ」。まずはこれから解くことになるでしょう。「わくわくエブリスタディ」に対応した問題をドリル形式で進めるのが、モノクロの「ドリルZ」。どちらも算数と国語が1冊にまとまっていて、左開きで始めると算数、右開きで始めると国語になっています。それに加えて「添削問題」があり、これが郵送して採点してもらうものです。

 

 

メイン教材は「わくわくエブリスタディ」

 

「わくわくエブリスタディ」はカラーです。似たような市販の教材よりも丁寧に作られている印象です。算数は単純な足し算や、図形の計算にならないように工夫されています。それぞれの問題でよく問題を読んで、聞かれていることを理解しなければならないので、中学受験用の塾に入る前に、こういったものに慣れていると大きいですね。SAPIXなどに通う生徒でも、問題をよく理解せずに、決まり切った手順だけ覚える小学生が本当に多いので・・・

 

 

 

国語も同様に単調にならないよう、考えながら解かねばならないように作られています。記述も多いので、こういう基礎があるといいですね。記述問題になると全く手が出ない小学校高学年の生徒が本当に多いので・・・中学受験を指導している立場からすると、これらの教材をキッチリやっていてくれると助かるなぁという印象です。

 

 

「ドリルZ」も同様の高クオリティ

 

 

「ドリルZ」はモノクロになりますが、「わくわくエブリスタディ」と同じような教材です。ただし、「ドリルZ」の方の国語には漢字の練習が含まれます。こちらは毎日1ページずつやろうと決めるといいでしょう。

小学校低学年の生徒は学校で習っていない漢字を書くことを嫌がることが多いです。学校で習っていないものはひらがなで書くように指導する先生がいるのが原因です。僕は無理なくできるならばどの教科でもどんどん進めるのが生徒のためだと思っていますが、そのあたりの方針は、生徒の様子を見ながらご両親が決めればよいと思います。

 

 

毎月の分量は?

それぞれの分量は、上記の月のもので

  • わくわくエブリスタディ→国語8ページ、算数8ページ
  • ドリルZ→国語12ページ、算数12ページ

となっていました。つまり全部で40ページほど解く部分があるので

  • わくわくエブリスタディ→土日に算国の両方を1ページずつ
  • ドリルZ→土日含めた毎日、算国のどちらかを1ページずつ

といったペースになるでしょうか。僕の生徒の場合、最初に指導した時は90分の授業で、算数2ページ国語2ページが限界でした。飽きてしまうんですね。

それが慣れていくうちにもっとやりたいと言ってくれるようになり、90分で算国合わせて10ページほど進められるようにもなりました。「無理なく」「自分から進んで」という所が大切だと思います。コツは以下のようなものです。

 

 

楽しく続けるコツ

 

 

各ページの右上にスタンプを押す欄があります。スタンプは貰えるものです。以前はこうしたギミックは下らないと思っていましたが、小学1年生に飽きさせずに勉強させる上では本当に助かります。

 

 

少し見にくいですが、上の画像のように、「わくわくエブリスタディ」の目次の所にもシールを貼るページがあり、終わったページ数の所に付属のシールを貼っていくと、絵が完成するようになっています。上の画像では玉入れのボールがシールになっています。何でもないようなことですが、子供にやる気を持って取り組ませるにはこうしたちょっとした一手間があると全然違ってきます。

ですから、小学校低学年の生徒にZ会のテキストを継続的に続けさせるコツとしては、以下のような流れを大切にすると良いと思います。

  1. 各ページに日付を書く
  2. 解く
  3. 丸付けする
  4. 間違ったところを教えてもらう
  5. 各ページのスタンプ押す(自分で)
  6. 目次にシール貼る(自分で)

僕がこうしたルーティーンを頑なに守るように指導した結果、最初はページに落書きしたり、ちぎったり、書くべき欄に答えを書かなかったりした生徒だったのですが、このルーティーンのお陰で「ページは汚したくない」と思うようになってきました。僕がどれかの手順をうっかり飛ばしてしまうと怒るくらいになりました。

 

まとめ:結局続けられるかどうかがポイント

  • やはり教材は非常に良い
  • 続けるには大人のサポートが必要
  • 飽きさせないように、しかも習慣付けるようにする

 

僕が学生時代に使っていたZ会の教材よりさらに練られて、クオリティは上がっているという印象でした。小学校低学年は詰め込む知識があまりない分、読解力・記述力・思考力・パズル力など、地頭を育てるように工夫された問題が多く、こうした基礎は中学受験にも、その先の勉強にも生きてくると思います。教材の良さは疑いようがありません。

小学生に毎月この教材を消化させるには、大人が横についてやらせる必要があるでしょう。家庭教師に任せれば比較的うまくいくと思いますが、それはごく例外で、普通はご両親のどちらかがやることになるでしょう。子供よりも大人の根気が必要です。

上に述べたようなルーティンを守りつつ、『毎週何曜日にどれをどれだけ解くか』というプランをはっきり伝えて、大人がどれだけ疲れていても、絶対に計画を守らせることです。そうすれば子供は自然とやるようになります。

学校の勉強では物足りない、将来の中学受験のために何かできることはないかと考えている方がいれば、一度資料請求だけでもされてみてはどうでしょう。

 

(←Z会のサイトに飛びます)

 

僕の母(一応東大生を育てた母)がZ会の教材を申し込む時に言っていたことを思い出しました。「やらなかったらやらないでいいから」「続けられなかったら怒らないからすぐ言って」「お金もったいないから」。なるほど。僕がZ会の教材をやっていたのは中学生と高校生の時なので、もちろん親が横についてやらせる必要のある小学校低学年とは違いますが。

合わなければやめればいい、というのは参考書選びの一つの真実だと思います。こうした毎月の通信教育は始めるのにハードルが高く感じますが、どんな教材でも合う合わないがあります。重荷に感じる必要はありませんし、やめたからといって何かに負けたわけではありません。一番良くないのはやらないのに毎月送られてきて、教材だけが溜まっていくことでしょう。

気になるならば、とりあえず始めて見て、全くやらない月が1月でもあったらスッパリやめる!これが良いと思います。

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