SAPIXの入塾テスト(入室テスト) 我が子 小3 小4

我が子のSAPIX入塾

久しぶりに「我が子」記事です。

入塾テストの指導はよくやっていますが、我が子にもその時が来ました。

入塾テストの指導はこちらから。

以前の新4年入室テスト対策記事はこちらから。

 

入塾は新4年からがベスト

我が子は現3年生、新4年生です。僕は子供が生まれた時(生まれると分かった時から)から、新4年生でSAPIXに入れると決めていました。

多くの生徒を見てきた経験から、それが最高のタイミングだと思うからです。入塾するのが早すぎると親子共にダレてきて「さあ、クラスを上げるぞ!」という気合いが途中でなくなって、「私(我が子)の成績はこのくらいでしょ」という悪いマンネリが生まれてきます。

遅すぎも良くありません。社会で4年生から地理が始まり、5年生には歴史に入ってしまうので、4年生のうちに始めるのは必須だと思っています。5年からは入塾テストの基準が厳しくなり、生徒によっては入塾そのものが厳しくなることもあります。

とにかく我が子は新4年からSAPIXに入塾すると決めていたために、先日SAPIXで11月第1回入室テストを受けてきました。11月の入室テストを受けた場合、基準点を上回ればすぐに入塾することもできますし、2月まで待って新4年生のカリキュラムから入塾することもできます。うちは2月からの入塾になります。

11月第1回入室テストの結果

算数103/150

国語100/150

でした。基準点はどの教室も70~80程度ではないでしょうか。

点数よりも内容(反省点)

算数は最初から計算問題を2問も間違えています。(1)は4桁同士の足し算、(2)は3桁までの1234-456+678のような足し算引き算の問題です。

我が子は公文に通っているのですが、書かなくて済むところは書かない(筆算のくり上がりの数字は書かない)ように言われているようです。僕も簡単な所を何でもかんでも筆算するのはやめるように言ってきました。とはいえ、難しめの計算だったり、今回のように自分なりに間違えそうならばしっかり筆算する必要があります。そのあたりの判断がまだできていないようです。

持ち帰った問題用紙も新品のようです・・・きれいに仕上げる不思議なこだわりがあって、できるだけ書かない(書いても消す)ようにしているみたいです。

解けないならしっかり筆算しなさいといったら、「え〜、、」と言っていました。筆算するのかしないのか曖昧なのは子供にとっては難しいですよね。

3⃞4⃞5⃞の思考力問題は、結構頑張って頭をひねって解いていた印象です。僕も解いてみた所、かなり難しかったです。だから取りこぼしているのは仕方がないのですが、「難しい所を空欄にしてはいけない」と我が子に伝えました。

特に5⃞の(3)①②はグーかチョキかパーの3択で、完答ではないので、何か書いておけば当たる可能性があります。それに関しては、我が子は「あー、そっかー」と納得した様子でした。テスト慣れしていないのが、そのまま出てしまった感じです。

これまで(入塾までの)算数の準備

しっかり準備していない方で、算数の入塾テストで全然点数が取れなかったという方もいると思うので、これまでにどういう準備をしていたのかをシェアします。

①公文(小学生までの範囲を4年生の入塾までに終わらせる)

単純計算が算数の肝です。算数はセンスではありません。基本はパターンの反復練習です。公文かそろばんは必須です。

僕が算数を教えるときに、公文かそろばんをやっているか(やっていたか)を必ず聞きます。やっている子は教えるのが楽で、伸びやすいです。そうした経験から我が子も公文に通っています。我が子は読書が大好きなので、国語は公文でやっていません。英語と算数です。

とはいえ、今回最初の単純計算を間違えていたのですが・・・

公文は早く始めても構わないと思います。ですが、一番大変なのは掛け算の筆算と割り算の筆算です。ここのプリントを毎日我が子に解かせるのがとても大変でした。

ここを小さいうちに早く終わり過ぎて、SAPIX入塾の時に、もう忘れかけているということのないようにした方がよいかもしれません。

②基礎トレ

SAPIXの算数で一番重要なのは基礎トレです。これは僕が生徒に口を酸っぱくしていっていることです。どの学年でも基礎トレが基礎になります。計算力→基礎トレ→通常テキストの順に積み上げないと伸びません。ごく当たり前のことですが。

またSAPIXに通っていませんが、基礎トレを入手して、1年生のものから4年生のものまで終わっています。最初のうちは簡単なので、1日で2日分進めていました。間違ったものはもちろん直しますが、1年終わったところで、初回で間違えた問題を全てきれいにまとめ直して、もう一度解かせました。

基礎トレはすべてiPadに取り込んで、iPadで解いています。

③応用問題対策(過去問)

低学年の頃「きらめき算数脳」シリーズを解いていましたが、両親が解くのに付き合ってやる時間がなく、自然消滅でやらなくなってしまいました。今回入室テストを受けるにあたり、3年生の4~11月のマンスリーテスト・復習テスト・入室テストをたくさん解きました。

半年前から大体週末に国語と算数を1回分ずつ解いていました。算数の後半の思考力問題は、新4年生まではパズルのような問題で、大人でも苦戦します。試しに僕の生徒でアルファクラスに通うような生徒に解いてもらったところ、結構間違えていました。こういう問題は子供一人では絶対に解けるようになりません。親が付き合って、一緒に頭を絞って教えないと意味がありません。なかなか大変でしたが、妻が一緒に悩んでくれて、子供はこういう風に考えるんだとわかったようです。

妻がうまく教えられない時は僕と解きましたが、僕は職業上すぐ解けるので、それが我が子にとっては物足りなくもあり、安心感につながる部分もあったようです。こういう問題は、行き詰まって親子共々イライラしがちですが、とにかく楽しい雰囲気で取り組むように心がけていました。一緒にパズルのような問題を解くのは(文句を言いつつも)我が子は楽しかったようです。

④実際にSAPIX模試を受けて練習

上の写真のように、これまでに1年に1回は本物のSAPIXのテストを受けるようにしていました。これまでの「我が子」カテゴリーの記事を見ていただければ分かりますが、最初のうちは遊びにいく感覚で受けていました。

合格基準点を上回っていても、入塾はしませんでした。SAPIXから勧誘の電話がかかってきますが、しつこくはありません。誤魔化さずに「現在の力を見るために受けさせていただいた。4年から入るつもりです。」と伝えました。

今後の方針

新4年生でSAPIXに入ることが目的ではありません。小学校6年生2月を充実した状態で迎えられることが当面の目的です。

そのために小学校の低学年・中学年は、勉強漬けにしないで、「友達と遊ぶ」「本を読む」「音楽・その他芸術系・運動系の習い事」「旅行など」に時間をある程度割くようにしてきました。

ずっと勉強だけでは続きません。4・5・6年で徐々に勉強の時間を増やしていき、6年生でピークを迎えるようにする予定です。

さらに言えば、よい中学に入ることが最終目標でもありません。我が子にはどの中学でも構わないと今から明言しています。ただし本当に何でも良いのではなく、「SAPIXの勉強を毎週しっかりこなして、受験期には全力で頑張った上で、その時一番良い学校に行けばよい」という意味だと、しっかり説明しています。

僕は毎年、SAPIXのアルファ1から開成筑駒渋幕桜蔭女子学院などに行く生徒を見ています。多くの生徒を見てきた上で判断するに、我が子はトップオブトップではなさそうです。それで構わないと思っています。

その子の能力や特性がありますし、中学がどこであっても、東大にでも国立医大にでもハーバードにでも行けます。その先は、中学・高校の過ごし方になります。中学受験で無理をすると、その先の可能性を潰すことになりますので、いい意味で力を抜いて、中学受験に向かうつもりです。

各学年のSAPIX入室テストの指導を行っています。

新4年生入室テスト記事

新5年生入室テスト記事

入室テストで合格できない方、不安な方、その後の指導の流れに不安がある方はメールでお問い合わせください。katekyou.blog@gmail.comまで。

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