小学1年生に指導を続け、パズルのような教材を多く解いています。
小学校低学年の生徒は、喜んで解いてくれる教材と嫌がってなかなか進まない教材の差が大きく、四苦八苦しています。子供の心に何が刺さるのかは本当に分からないものです。簡単なものがどうしても嫌だったり、複雑なものでも喜んでやったり。
嫌がるもの(苦手なもの)を徹底的にやらせて得意に変えていくというのは、受験生ならば良いのですが、小学校低学年の生徒にそれをやると、勉強そのものが嫌いになってしまうのではないかと考えています。苦手なものは、ごまかしながら、ちょっとずつ進めていく感じです。
今の生徒は好きなパズル教材を見つけたら、「先生これもっとやりたい!」と言ってくれるので助かります。そういったポジティブな兆しを見逃さないようにするのが、低学年の指導では大切な気がします。
どんなに優れた教材でも子供の現状にちょっとズレていたり、同じような教材の量が足りないので、自分で似たような教材を作ります。自分で作ったものの方が生徒も喜んでくれますし、教える方も完璧に理解しているのでスムーズなのですが、作る作業はなかなか大変です・・・
現状①と②の2枚のプリントです。
生徒の好きなように区切らせてみると良いと思います。とんでもない区切りかたをするかもしれませんが笑
(1)に関しては、底辺2高さ2の直角三角形に区切るのが効率的ですね。
(2)に関しては、普通にマス目を数えるのですが、頭の部分はどちらも大きさが同じなので、左右の図形の大きさを比較する際には、『ないものと考えても良い』という感覚があるかどうかが重要になります。
解答
(1)右の方が大きい
- 底辺2高さ2の直角三角形が左は16個、右は20個
(2)左の方が大きい
- 普通のマス目が左は29個、右は28個
①のプリントと大差ありませんが、空欄がある所が変化点です。そうした何でもない変化で、子供は数えられなくなったりします。また(2)は数が多いので、掛け算で数えられるところは掛けられるといいのですが・・・
解答
(1)左の方が大きい
(2)右の方が大きい