オンライン

オンライン授業の環境

「オンライン授業ってどうなの?」と不安を感じている方は多いと思います。

  • 操作が難しいのでは?
  • 音声だけでは指導効果が上がらないのでは?
  • 子供は集中できるの?
  • リアルな対面指導の方が効果が出るのでは?
  • オンライン授業のメリットとデメリット

このような疑問に答えていこうと思います。

 

画面上に表示されるもの

講師がiPadに書いているものがリアルタイムで映し出されてます。図を書いたり、蛍光ペンで指し示しながら説明するので、見やすいと思います。塾や学校のオンライン授業では、リアルの黒板をカメラで写している場合が多いと思いますが、それよりも見やすいです。教えている立場から言っても、自分の書きやすい位置で書いたものが、生徒の正面に映し出されるので、隣で教えるよりもきれいに書けます。

教材は事前に写真で撮って頂き、メールで送って頂く形です。教えている途中で必要なものが出てきたり、忘れていたものが出てきたら、その場で送って頂くこともできます。

③、④ 生徒の顔、講師の顔が写っている状態です。どちらか一方、あるいは両方を消すことができます。また映像画面を拡大縮小できます。

 

生徒側のノートを講師に見せる方法

これが手間のかかる所ですが、基本的に生徒が書いたものの画像を見なくてもそれほど問題はありません。実際に指導していて必要を感じることはあまりありません。ただし、自分の考えたことを言葉でうまく表現できない小学3年生以下は必要になってくるかもしれません。

必要に応じて以下の方法で講師が生徒の書いたものを確認することもできます。

  • 顔を写しているカメラにノートを写す・・・簡単なものであればこれで構いません。こちらでスクリーンショットを撮るので、ずっと当てている必要もありません。
  • スマホで写真を撮ってメールで送る・・・近くにいるご両親にお願いして送ってもらっても、生徒本人が送っても構いません。
  • スマホやiPadでリアルタイムで写す・・・カメラ付きのデバイスが余っていれば、アームで固定して上から写した映像をリアルタイムで講師側から確認できます。
  • 生徒側に以下のような手元カメラを導入する・・・これであれば生徒が書いているものを常に見ている状態になるので、隣で教えているのとほとんど変わらない状態になります。

 

 

オンライン授業ツール:ZOOM

アメリカの会議ツールです。塾や学校のオンライン授業もほとんどZOOMで行われているようです。

無料です。多人数で長時間使用するにはお金がかかりますが、1対1は無制限で無料です。

Windowsのパソコンでも、AppleのMacでも問題ないです。ノートパソコンでの参加が多いですが、iPadやiPhoneでも可能です。

とても使いやすく、設定もほとんど必要ないです。使用するまでの手順は以下のようになります。

  1. このサイトからサインアップ(会員登録)する
  2. 最初にミーティング(授業)に参加、あるいはミーティングを主催するときに自動的にプログラムがダウンロードされます。実際の授業の前に使ってみて、ダウンロードを済ませておくといいです。
  3. 講師からミーティング(授業)に参加するためのURLとパスワードが送られてくるので、そこにアクセスするだけです。

 

操作が難しいのでは?

上記のように、Zoomの設定はかなり簡単です。パソコンに全く触ったことがない、という方でない限り、問題なく使用できます。とはいえ、事前に試してみることをお勧めします。

授業が始まってしまえば、生徒がコンピューターをいじる必要はありません。授業開始までをご両親が設定して、あとは生徒に任せて、退席されても構いません。

生徒が小さい時は、ご両親が近くにいて、問題が起きたときや教材を新たに送るときなど、必要に応じて操作のサポートをして頂くのがよいです。

 

音声だけでは指導効果が上がらないのでは?

上記のように、講師の書いているものがリアルタイムで見やすく表示されています。図を書いたり、色を付けたり、マーカーで指し示したりできるので、隣で教えているのとそれほど変わりません。

 

子供は集中できるの?

むしろオンラインの方が集中してくれている実感があります。オンライン授業と言っても、塾や学校のような多人数授業ではないですし、録画した授業を見ているだけではないので、「自分がリアクションしないと進まない」という感覚があるのだと思います。

逆に先生1人に対して生徒が多人数の場合は、目が行き届かず、生徒がサボってしまうかもしれません。最初は面白がっていた塾や学校のオンライン授業や動画配信も、回数を重ねるにつれて段々集中できず、参加・視聴をやめてしまうという話も耳に挟んでいます。1対1のオンライン家庭教師の場合は、そのようなことはなさそうです。

生徒の顔も写っているのでサボっていればすぐに分かります。不思議なことですが、講師が実際に隣に座っている方が、ボーッとしている時間が長いようです。いずれにせよ、生徒の年齢・性格や、オンライン授業との相性もあるので、一度試してみることをお勧めします。

 

リアルな対面指導の方が効果が出るのでは?(対面vsオンライン)

対面指導の方が良い点としては、教師が生徒の教材を全て把握できることです。部屋にある(散らばっている)教材を見て、「あれ、まだやってないんじゃない?」とか「この問題は苦手だからあの簡単な教材からやってみよう」などと提案したり、「これをやっておいてください」と宿題を課すことができます。

一方でオンライン授業は教材を先に画像で送ってもらうことが多く、手間がかかります。しかし、準備をする段階でご両親と本人が、勉強すべき項目を整理する必要があること自体が、利点にもなります。

とりあえず教師が来る時間になったら、机に座っていれば先生にやることを指定してもらえる、というような受け身の姿勢ではなくなるんですね。ご両親が子供の勉強をある程度把握することもとても大切なことです。逆に言うと、全てを教師に任せたいというご両親はオンラインを好まない傾向にあります。

一言でいうと、オンラインの方がご家庭が積極的になる必要があり、対面だと教師に任せられるということですね。

 

オンラインの方が良い点

明らかにオンラインの方が良いこともたくさんあります。

  1. 交通費がかからない・・・平均して1回につき交通費は1000円ほどでしょうか。毎回1000円ほど安いのは大きいと思います。
  2. 講師の都合がつきやすい・・・講師の移動時間がないために多くの指導時間が取れます。優秀な講師は予定が埋まりやすいのですが、オンラインならば時間が取れるという場面が多いです。
  3. 自宅に他人(教師)を招くという面倒を避けられる・・・お茶を出したり、部屋を掃除したりと言う手間を省ける上、セキュリティの心配もないので、子供1人でも授業を受けられます。授業中にご両親がお買い物に出るといったこともしやすいです。
  4. 地方に住んでいる生徒も大都市圏のレベルの授業が受けられる・・・地方にはこだわった塾や教師がないことが多いです。僕も地方出身ですが、都内の受験指導を早い段階で受けられていれば、勉強がずっと楽だったのにな、といつも感じています。都内の塾に通えなくても、そうした塾のテキストなどを入手して、同レベルのオンライン授業を行うことができます。

 

対面の方が良い点

  1. パソコンなどの機器に苦手意識のある場合・・・踏み出す勇気さえあれば機器の設定は何とかなるものですが、どうしても苦手意識が払拭できなければどうしようもありません。
  2. 対面でコミュニケーションを取ることを大切だと考えるご両親の場合
  3. 教材の事前用意がいらない・・・とりあえず教師を迎えさえすれば、事前準備なしに授業になります。
  4. 教師の手元が見える・・・リアルタイムで生徒の書いたものを添削するような場合は、対面の方が都合がいいです。逆に教師の書いたものはリアルタイムで画面に表示されているのでありません。生徒の書いたものを教師側で確認できるようにすることもできます。

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